『風光る』44巻まで読破した ※ネタバレあり※

ゴールデンウィークのステイホーム時間で、『風光る』を最新刊まで一気読みをしました。

※ネタバレ入ります。ご注意くださいませ。

 

既刊44巻。

昔はリアルタイムで新刊を買って読んでいたのだけど、仕事やらなんやら忙しい時期が続いていて何年間か未読な期間が続いていたのですが、再びどっぷりと幕末の世界へ浸ってきました。

 

最新刊まで読破しての今は、とにかく号泣で、やっと状況を受け入れられるようになったというか。総司ロスがハンパない。

 

私と『風光る』の出会いなのですが、

るろ剣」とか幕末モノにはまっていた中高生の頃、「新撰組の漫画がある!」と本屋で手に取ったのがきっかけでした。

読み始めたらあっという間に沖田総司の虜になってしまい、当時から全力でときめいてました!

 

総司の闘病が始まってからどうにとこうにも読んでて苦しくて、巻数的にもなかなか長いから、セイちゃんの苦しみをほんとに感じながら読んでました。

実は死なないエンドであって欲しいとも願ってたんですけど、史実に忠実な漫画だからきっとそれもないんだろうなと思いつつ、44巻はとにもかくにもずっと泣きっぱなしで。

セイちゃんと総司がやっと夫婦になれたことの感動、そして旅立つ総司。44巻の最後の数ページは何度見ても泣ける。

 

なんでこんなにも辛いのだろうと考えてみたりして、そりゃ、15年近く読んでた推しキャラが旅立ったら辛いわな、と。

この経験は私にとって壮絶な初体験でございました。

 

(欲を言えばセイちゃんと総司の最後の1ヶ月がもっと見たかったけど、番外編あるといいなぁ)

 

風光る』の魅力は、キャラクターのよさもあるし、史実に忠実で、江戸の風俗も勉強になるし、それでちゃんと少女漫画で。絵とすごく見やすくて綺麗で。

今の仕事や趣味やら自分の人生の選択にも影響した素敵な漫画です。

 

読み始めた頃の私の年齢、当初はセイちゃんの年齢だったはずが、総司を超え、なんだか土方世代あたりまで近づいてしまってるのですが、

改めて大人になってから読んでみると、また違って読めて面白いなぁなんて。

(大人になってから読むと土方さんがかなり魅力的にみえる)

周りに「風光る」を読んでる友達がいないのでちと寂しいのですが、本当によい作品に出会えたと誇らしく思います。

 

最終回、どうなるのだろう。

セイちゃんは北上するのかな

会津で法眼に会うのかな

土方さんに遺髪を渡せるのかな

総司との子はどうなるのかな

土方さんの最期まで見届けられるのか

セイちゃん生きてほしい

 

色々妄想したり、覚悟をしながら、最終回を待つ日々。

雑誌を買ってリアルタイムで見届けてみたいと思う。

そしてこの日々が落ち着いたら、また新撰組ゆかりの地を巡りたいな。